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2008年11月20日

「割箸事故」の医師、ニ審も無罪

所謂「割箸事故」のニ審判決で、検察側の控訴が棄却されました。

ところで、「割箸事故」とはどんな事故で、
この裁判では一体何が問題となっていたのでしょうか?

もう随分と昔のことなので、「そんなこともあったなぁ」くらいの記憶なんです。

え〜〜と、調べによりますと、
平成11年7月、杉野隼三ちゃん(当時4歳)が盆踊り会場で転倒し、
その際、綿アメの割箸が喉に刺さって死亡した・・・そうです。


で、裁判で問われていた点が、
「治療した医師が処置を誤って死なせたのではないか?」と言う
「業務上過失致死罪が成立するかどうか」であるようです。

と言うのも、治療を担当した医師は、
喉に塗り薬を付けただけで隼三ちゃんを帰宅させたが、隼三ちゃんは翌朝死亡し、
司法解剖の結果、折れた割箸の一部が脳に残っていたことが分かったからだそうです。

これだけ聞くと医師に過失があるように思えますが、
裁判所は一審も二審も「無罪」を言い渡しています。

つまり、「治療した医師が処置を誤って死なせたとは言えない」ってことです。

確かに、CTスキャンとかで脳を調べていたら、
割箸の残りに気が付けて、対処できたかも知れませんが・・・

・・・割箸が喉に刺さっただけで、脳にまで影響があるとは想定できないでしょう。

今では、脳付近の損傷があったら調べるようにはなったでしょうけど、
事件は9年前ですからね、まだまだそう言う認識は低かったと思います。

CTって言葉を耳にするようになったのが「つい最近」ですので、
その当時はまだそんなにCTも普及していなかったでしょうしね・・・


それに、割箸の一部が脳に残っていたってことは、
割箸が脳に届くほど深く突き刺さっていたってことですよね?

・・・割箸ってそんなにデンジャーだったんですね。

いや、論点が摩り替わっていますね?
問題となるのは、割箸が脳にまで届いていたってことですよ。

そんなに深く刺さっていたら、
仮に割箸の残りに気が付けても必ず助かったとは言えないでしょう。


遺族の方々の気持ちもお察しいたしますが、
裁判所の判断は間違っているとは言えないでしょう。

あ、裁判の結果を受けて、隼三ちゃんのお母さん(文栄さん)が
「隼三の死が無駄にならないよう、医療に携わる皆様が努力してくださることを願います」
と、語っていたそうですが・・・

頭部の損傷の際、脳の配慮もなされるようになったのは、
もしかしたら隼三ちゃんの事故があったからかも知れません・・・

いえ、きっとそうでしょう。

ですから、隼三ちゃんの死は、無駄になっていないとボクは思います。
たとえ、医師の過失が認められていなくても、それは変わらないと思います。

「裁判に勝つことだけが、隼三ちゃんの死を無駄にしない」
・・・そんなわけはないと思いますから。
 
 
 
posted by カゲロウ at 23:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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