そもそも、数の子と言うものは、「にしん」の卵で、
一腹の卵の数がとても多いため、子孫繁栄を現す縁起物です。
祝い肴と言われる三種肴のうちの一つで、
機能紹介した、黒豆・田作りと並べて扱われます。
さて、そんな数の子ですが、
お正月用に用意する場合は、すぐに食べられるものを買うと思います。
で、市販されている数の子は、たいてい塩漬けの状態ですので、
ここで紹介するのは、塩数の子を家庭で味付けをするレシピです。
材料
塩数の子・・・100g
塩抜き用の塩・・・少々
出し汁・・・140ml
醤油・・・50ml
みりん・・・大さじ2杯
糸鰹・・・少々
作り方
@ 塩数の子を薄い塩水に浸けてください。
一晩〜二日間掛けて、水を替えつつ塩抜きしてください。
注意点として、完全に塩気が抜いてしまうと旨味もなくなるので、
時々、味を見ながら塩抜きをするといいと思いますよ。
A @で塩抜きした数の子の「表面の薄皮」を剥いでください。
竹串を使って、静かに、そして、丁寧に剥いてくださいね。
B Aの数の子を一口大に千切ります。手でOKです。
ここで、包丁を使って切り分けるのはアウトです。
見た目はキレイですが、鉄臭くなる可能性がありますので。
C Bの数の子から、余分な水分を除きます。
ペーパータオルなどで優しく包むといいでしょう。
D 出し汁・醤油・みりんを小鍋で一煮立ちさせて、そして冷ましておいてください。
で、冷ましたら、Cの数の子に掛けてください。
そうしたら、味を馴染ませるために、1日置いてくださいね。
E で、後は盛り付けて出来上がりですが、
盛り付ける時に、糸鰹を乗せるといい感じになりますよ。
あ、塩数の子ですけど、身が厚くて色が冴えていて、
卵の粒々がハッキリとしたものを選んでください。
それと、レシピにこだわらずに、
ご家族の好みに合わせて、調味料などで調節するといいですよ。