参考人質疑の内容はとりあえず置いておくとして、
ボクは「田母神氏はそこまで非難されるようなことはやっていない」と思います。
今回の騒ぎは、「日本は侵略国家であったのか」と言う田母神氏の論文が、アパグループ主催の『「真の近現代史観」懸賞論文』で最優秀賞を受賞したことに端を発しています。
この論文について、秦郁彦氏を始めとした現代史の研究者方から批判を受けているようですが、そんなボロクソに言われるような内容の論文が最優秀賞をいただくわけはないじゃないですか?
現代史の研究者方とは違う論であるから、ボロクソに叩いているだけにしか見えません。
つまり、「気に入らない説だから、批判している」ようにしか見えないんですよね。
懐が小さいと言うか、縄張り意識が強いと言うか・・・
知識人って文化人のハズなのに、賢しらぶっているようにしか見えません(笑)
まぁ、学者さんについては置いておくとして、
それよりも問題なのは、「日本は言論の自由が保障されているはず」、と言うことです。
政府見解と異なる論を発表したから、
更迭処分にされたり、退職金の自主返納を求められたりしているんですよね?
・・・この国は何時から言論統制をされるようになったんですか?
確かに、「航空自衛隊のトップ」が政府見解と異なる論を公に発表するのは褒められた行為ではないかも知れません。ですが、内規で「政府見解と異なる論を発表してはならない」と決まっているわけではない(ハズ)です。
ならば、更迭処分も退職金の自主返納も「言いがかり」に近いものと言えます。
「世間を騒がせた、高官としては不適切な行為」とか尤もらしい言い分はつけてはいますけど、要は「中国や韓国からの攻撃が恐いから処分しちまえ」って言うのが政府の考えなんでしょう。
だって、政治家の皆さんは「不適切な行為」をしているのに、
退職金は愚か高額な年金までシッカリと受け取っていますからね。
・・・しかし、なんて弱い国なんでしょう?
他国のご機嫌を窺って内政を動かしてるなんて、
「どんだけ負け犬根性が染み付いてるんだよ」と、嘆きたくなります・・・